非実在青少年規制 女性保護の美名のもとに ― 2010/04/16 10:14
東京都が条例でこっそり制定しようとし、多方面からの反対で継続審議になっている、”非実在青少年規制”。
憲法に保障された表現の自由に関していろいろ問題があるのだけど、今度は、国が、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」のなかで”女性保護の美名のもとに” いろいろと画策しているようです。
もちろん女性保護は重要ですし、同じように児童保護も大事です。
しかしながら、今決めようとしている内容は、国民から表現の自由を奪う可能性のある、規制の範囲、内容が運用側の思惑でどうとでも運用できる、あいまいなままでの法制化のように見受けられます。
このようなあいまいのままでの法制化は恣意的な運用が可能で、戦前の治安維持法の運用形態を思わせるような危険な事が起こる可能性があります。
他人のことではなく、自分たちにも影響があるということを理解したうえで、皆で真剣に考える事が必要です。
以下は、とあるホームページよりの引用です。
内容には手を加えていませんので、機種依存文字等も含まれます。
真剣に皆で考えてみましょう。
”この道はいつか来た道”にならないように。
以下引用
「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。
(※この記事は自由に転載してください)
----------------------------------------
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/index.html
第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-8.pdf
P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。
P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。
(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-12.pdf
P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。
P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
----------------------------------------
なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/index-bo.html
今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2 http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun1.pdf)とあり、実効性に重きを置いている点です。
これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速すると思われ、非常に問題だと思われます。
現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要かと思われます。
もし出来ましたら、この件をHPやツイッター、mixiなどで広めていただけると幸いです。
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について
1.意見募集対象「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」
2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html
「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0043.html
「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0047.html
憲法に保障された表現の自由に関していろいろ問題があるのだけど、今度は、国が、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」のなかで”女性保護の美名のもとに” いろいろと画策しているようです。
もちろん女性保護は重要ですし、同じように児童保護も大事です。
しかしながら、今決めようとしている内容は、国民から表現の自由を奪う可能性のある、規制の範囲、内容が運用側の思惑でどうとでも運用できる、あいまいなままでの法制化のように見受けられます。
このようなあいまいのままでの法制化は恣意的な運用が可能で、戦前の治安維持法の運用形態を思わせるような危険な事が起こる可能性があります。
他人のことではなく、自分たちにも影響があるということを理解したうえで、皆で真剣に考える事が必要です。
以下は、とあるホームページよりの引用です。
内容には手を加えていませんので、機種依存文字等も含まれます。
真剣に皆で考えてみましょう。
”この道はいつか来た道”にならないように。
以下引用
「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。
(※この記事は自由に転載してください)
----------------------------------------
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/index.html
第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-8.pdf
P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。
P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。
(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-12.pdf
P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。
P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
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なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/index-bo.html
今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2 http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun1.pdf)とあり、実効性に重きを置いている点です。
これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速すると思われ、非常に問題だと思われます。
現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要かと思われます。
もし出来ましたら、この件をHPやツイッター、mixiなどで広めていただけると幸いです。
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について
1.意見募集対象「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」
2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html
「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0043.html
「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0047.html
非実在青少年規制 女性保護の美名のもとに ― 2010/04/16 10:14
東京都が条例でこっそり制定しようとし、多方面からの反対で継続審議になっている、”非実在青少年規制”。
憲法に保障された表現の自由に関していろいろ問題があるのだけど、今度は、国が、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」のなかで”女性保護の美名のもとに” いろいろと画策しているようです。
もちろん女性保護は重要ですし、同じように児童保護も大事です。
しかしながら、今決めようとしている内容は、国民から表現の自由を奪う可能性のある、規制の範囲、内容が運用側の思惑でどうとでも運用できる、あいまいなままでの法制化のように見受けられます。
このようなあいまいのままでの法制化は恣意的な運用が可能で、戦前の治安維持法の運用形態を思わせるような危険な事が起こる可能性があります。
他人のことではなく、自分たちにも影響があるということを理解したうえで、皆で真剣に考える事が必要です。
以下は、とあるホームページよりの引用です。
内容には手を加えていませんので、機種依存文字等も含まれます。
真剣に皆で考えてみましょう。
”この道はいつか来た道”にならないように。
以下引用
「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。
(※この記事は自由に転載してください)
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「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/index.html
第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-8.pdf
P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。
P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。
(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-12.pdf
P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。
P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
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なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/index-bo.html
今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2 http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun1.pdf)とあり、実効性に重きを置いている点です。
これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速すると思われ、非常に問題だと思われます。
現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要かと思われます。
もし出来ましたら、この件をHPやツイッター、mixiなどで広めていただけると幸いです。
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について
1.意見募集対象「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」
2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html
「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0043.html
「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0047.html
憲法に保障された表現の自由に関していろいろ問題があるのだけど、今度は、国が、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」のなかで”女性保護の美名のもとに” いろいろと画策しているようです。
もちろん女性保護は重要ですし、同じように児童保護も大事です。
しかしながら、今決めようとしている内容は、国民から表現の自由を奪う可能性のある、規制の範囲、内容が運用側の思惑でどうとでも運用できる、あいまいなままでの法制化のように見受けられます。
このようなあいまいのままでの法制化は恣意的な運用が可能で、戦前の治安維持法の運用形態を思わせるような危険な事が起こる可能性があります。
他人のことではなく、自分たちにも影響があるということを理解したうえで、皆で真剣に考える事が必要です。
以下は、とあるホームページよりの引用です。
内容には手を加えていませんので、機種依存文字等も含まれます。
真剣に皆で考えてみましょう。
”この道はいつか来た道”にならないように。
以下引用
「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。
(※この記事は自由に転載してください)
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「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/index.html
第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-8.pdf
P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。
P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。
(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun2-12.pdf
P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。
P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。
----------------------------------------
なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/index-bo.html
今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2 http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/honbun1.pdf)とあり、実効性に重きを置いている点です。
これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速すると思われ、非常に問題だと思われます。
現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要かと思われます。
もし出来ましたら、この件をHPやツイッター、mixiなどで広めていただけると幸いです。
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について
1.意見募集対象「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」
2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html
「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0043.html
「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム
https://form.cao.go.jp/gender/opinion-0047.html
非実在青少年規制は継続審議 ― 2010/03/19 20:53
今日決まってしまうのかなとも思ったのですが、東京都の非実在青少年規制、継続審議になりました。
とりあえずは、ほっ。です。
東京で決まってしまうということは、東京という一自治体の問題ではすまない話となります。
少なくとも論議する時間ができたということは良かったです。
ただ、廃案ではなく継続審議ということは、忘れてはなりません。
今日の都議会/委員会の流れは以下のURLで知ることができます。
http://twilog.org/mishiki
まとめ人は中川 譲さん (http://ofo.jp/blog.phtml)
以下は引用です
とりあえずは、ほっ。です。
東京で決まってしまうということは、東京という一自治体の問題ではすまない話となります。
少なくとも論議する時間ができたということは良かったです。
ただ、廃案ではなく継続審議ということは、忘れてはなりません。
今日の都議会/委員会の流れは以下のURLで知ることができます。
http://twilog.org/mishiki
まとめ人は中川 譲さん (http://ofo.jp/blog.phtml)
以下は引用です
- 年配層が、「氾濫するアニメやマンガの性表現のせいで若者は結婚したがらないのだ」とか「性表現が近代国家の最小ユニットたる核家族を破壊し社会に害悪を流しているのだ」などというようなことを考えていたとしても、俺は全く不思議には思いません。 posted at 01:12:25
- フーコーが『知への意志』で洞察した通り、性表現を減らしたいのなら、リアルでの性行為を増やすよう国民を誘導してしまうしかありません(まあ全員断種するという手もあるが)。かといってそれはそれで、やはり一夫一婦制や父・母・子という核家族の概念を破壊してしまうでしょう。 posted at 01:14:57
- @cypheristON2F いや俺が言ってるのはそういうことですよ。核家族に始まる近代的価値観の崩壊の責任を何かに押し付けたいという意識の現れでしょうて。 posted at 03:06:37
- @ryokikuzaki そんな……大友克洋が脚本に目を向けていただなんて……信じられない。 posted at 09:00:21
- さあ、東京都議会総務委員会が始まりました。予定より30分遅れです。傍聴席は倍の40に増やされています。条例改正案の行方は、今日この場で決まります。 posted at 13:33:55
- 現在は、来年度予算についての意見開陳が続いています。 posted at 13:36:25
- む、平成22年度予算にヒキコモリ対策予算が盛り込まれているじゃないかw posted at 13:37:31
- 共産党が来年度予算についての意見開陳をせず、青少年保護育成条例への意見を述べ始めたため周囲が制止、共産党は来年度予算についての意見開陳準備のために急遽退席し、臨時理事会に移行。総務委員会は臨時休憩中です。ものすごいハプニングだ。 posted at 14:06:09
- なにこれ?どういう状態? posted at 14:06:17
- 東京都議会総務委員会、再開しました。共産党の来年度予算の意見開陳は飛ばされましたw どうなる共産党。 posted at 14:15:18
- 共産党理事、議事を遅らせたことを総務委員長に怒られた後、無事来年度予算の意見開陳を開始。この各政党の意見開陳後に、条例改正案の決議が行われます。 posted at 14:22:38
- さあ、ついに始まりました。決議の前に意見陳述があります。 posted at 14:28:11
- 民主党山口:健全育成の意義には賛成するが、議論が足りてない。都民の誤解を払拭するべき。本改正案は継続審議とすべき。 posted at 14:28:57
- 自民党吉原:この条例は早急に実施すべきであるが、誤解に基づく批判がある。施行までの時限が切られているのに継続審議にするのは理解できないが、ただし現状を考えれば継続審議もやむを得ない。 posted at 14:30:29
- 公明党大松:表現の自由などへの不安は分かるが、東京都が説明しているから充分と考える。しかし、議会で過半数の賛成は得られないことが明らかなため、一日も早い成立のため審議を継続するべきである。 posted at 14:32:02
- 共産党古館:表現の自由や規制についての根拠のなさ、都民の協力が得られない点などから、本改正案については反対する。 posted at 14:33:13
- ネット:性的表現には目を覆いたくなる部分もある。しかし、本改正案では規制が一人歩きする危険もある。慎重に進めるべきである。 posted at 14:36:22
- 委員長決議が行われました。青少年保護育成条例の改正案は、継続審査が決定しました。 posted at 14:36:51
- 先の「ネット」というのは、生活者ネットです。お名前を聞き損ねました。 posted at 14:37:31
- 出席の委員全員が、異議なしで継続審査の決定です。 posted at 14:38:44
- マスメディアと傍聴人が、バラバラと外に出て各所へ連絡を始めています。 posted at 14:39:43
- 閉会です! posted at 14:40:25
- 委員会総括。多分字面では伝わらないと思いますが、自民党と公明党は大変悔しそうにしていました。共産党は、先走ってドジを踏んでしまいましたが、一番良い意見陳述をしていたと思います。 posted at 15:51:33
- さて。正直なところ、実は私は2月くらいまでこの条例の改正案についてはほぼ諦めていました。みなさまが賛成する気満点だったもので。3月のこのネット上での盛り上がりと大どんでん返しは、歴史として記述する価値のあるレベルのものだったと思います。まあ、全然勝ってないんだけどね。 posted at 15:57:26
- 継続審議で少なくとも条例の文面は変わると思いますが、どこまでどう変わっていくのか、今後も要注目です。後、東京以外の自治体がどう動くかも気になります。 posted at 16:21:35
- 前にもブログで書きましたが、(1)表現物は人間の行動に影響があります、(2)ただそれが良い影響か否かを判断するのが大変難しい、(3)なので、「悪影響がある」と言うことには極めて慎重であるべきっていうか無理、というのが私の考え方です。 posted at 18:05:31
非実在青少年規制 についての引用 ― 2010/03/18 13:29
非実在青少年規制 ってなんなのでしょうね。
非実在青少年規制には疑問を持っているし、疑問どころか、危惧している。
このような、表現の自由を侵すようなことを、平気で提案する議員の心のは健全であるか否かを観てみたいです。
賛成派は青少年の健全育成という御旗を縦に推しているようですね。
それって、本当に青少年のための健全育成になるのでしょうか?
表現の自由と引き換えにしてよいものなのでしょうか?
本当に危険な考えのような気がします。
では、青少年の健全育成に文句があるのか?といった論議を吹っかけてくる方がいるとは思いますが、ちょっとそれとは違うのではないかと思います。
私自身、PTA活動には熱心ですし、今年度は同時に二つの学校の役員、委員をしています。
青少年の健全育成を唱えるのであれば、それこそ現実に目を向けて、非実在青少年規制などという、憲法の意思に背くような規制ではなく、健全育成を考えるべきではないかと思います。
以下は転載自由となっている、SF作家、山本弘さんのページからの引用です。
非実在青少年規制、科学的反論
しつこくこの関連の話題を書かせてもらう。
推進派の意見を見ていて思ったのは、彼らは「表現の自由なんて踏みにじってかまわない」と思っているらしいことだ。
だって「自由」は目に見えないから。
「自由」は空気みたいなものだ。そこらじゅうに存在しているのに、漠然としていて、目に見えない。人はそれに支えられて生きているにもかかわらず、普段、そんなものの存在を意識していない。だから「ちょっとぐらい減っても生きていけるでしょ?」と勘違いする人間もいる。
空気と同じく、「自由」も欠乏したら窒息するということが、彼らには理解できていない。
だから「表現の自由」を錦の御旗として振りかざしても、その大切さが分からない人には、アピールしないんじゃないかと思うのである。
彼らにはもっと目に見えるものを突きつけなくちゃだめだ。
そこで、こんなアピールの方法を考えた。(一部、前に書いたことの繰り返しになるけど、ご了承いただきたい)
日本の少年マンガの中で、性的描写や暴力描写が頻出するようになったのは、1960年代末からである。その牽引役が永井豪氏であることは言うまでもない。もちろん他にも多くのマンガ家がいたのだが、最も有名で、当時の子供たちに最も影響力があったのは、この人だと思って間違いなかろう。
主要作品 連載期間
『ハレンチ学園』1968~72
『あばしり一家』1969~73
『デビルマン』1972~73
『マジンガーZ』1972~74
『キューティーハニー』1973~74
『バイオレンスジャック』(週刊少年マガジン版)1973~74
『イヤハヤ南友』1974~76
『けっこう仮面』1974~78
『へんちんポコイダー』1976~77
永井氏の人気の絶頂期が60年代末から70年代後半であったことが分かる。
その作品のどれも、未成年の全裸、セクハラ、下品なギャグ、暴力描写、残酷描写などがてんこ盛りである。正直、今の少年マンガのエロ(『To LOVEる』とか)なんて、永井豪作品に比べれば生ぬるいぐらいだ。もちろん当時、PTAなどに「有害だ」とさんざん叩かれた。
規制推進派によれば、こうした作品は「青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」ということになろう。つまり永井豪のようなマンガが増えることによって、青少年の性犯罪、自殺、殺人などが増加していたはずである。
実際はどうだったか。青少年によるレイプ、自殺、殺人の推移を見てみよう。
強姦被害者数
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-youjyoRape.htm#G-youjyoR1-2
60年代後半から急降下している。
各年齢層10万人当たりの若者自殺率
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Jisatu.htm
1965年からほぼ横ばい。
未成年の殺人犯検挙人数
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Satujin.htm
60年代後半から、すごい勢いで急降下!
無論、大勢のレイプ犯の中には、永井豪作品に刺激されて犯行に走った者が何人かいた可能性は否定できない。だが、それは実証できない。
たとえ何人かそういう奴がいたとしても、この時代の急激な犯罪率低下の波に飲みこまれ、データからは見えなくなっている。
さらに、規制推進派の主張からすると、青少年向けマンガの表現規制が日本よりはるかにきびしいアメリカや韓国に比べ、日本の犯罪率は高いはずである。
現実はこうだ。
人口1000人当たりのレイプの件数
http://www.nationmaster.com/graph/cri_rap_percap-crime-rapes-per-capita
日本は65ヶ国中54位。アメリカ9位、韓国16位。
人口1000人当たりの殺人
http://www.nationmaster.com/graph/cri_mur_percap-crime-murders-per-capita
日本は62ヶ国中60位。アメリカ24位、韓国38位。
人口1000人当たりの若者による殺人
http://www.nationmaster.com/graph/cri_mur_com_by_you_per_cap-murders-committed-youths-per-capita
日本は57ヵ国中57位! アメリカ14位、韓国39位。
少ねー! 日本の犯罪、少ねー!
これは世界に誇るべきだ。日本はこれだけエロマンガやエロゲーが氾濫しているにもかかわらず、世界の中でも、とてつもなく犯罪の少ない国なんである。
さらにアメリカのデータを見てみよう。
アメコミ・ファンならご存知だろうが、アメリカでは1949年ごろから反コミックス運動が高まった。当時のコミックスには、残酷なシーンやセクシャルなシーン(斧で切断された首、目をナイフでえぐられようとしている女性、ムチで打たれている女性、きわどい衣裳で踊る女性、下着姿で縛られた女性などなど)が多く、それが青少年に悪影響を与えると騒がれたのである。出版社やニューススタンドには「俗悪なコミックスを売るな」という抗議が殺到。一部の地方では、大量のコミックスが学校の校庭などに集められて燃やされた。
1954年、合衆国議会の少年非行対策小委員会は「コミックブックと非行」と題するレポートを発表、青少年に悪影響を与える可能性のある表現を規制するよう、コミックス出版界に勧告した。
これを受け、全米コミック雑誌協会は「あらゆるコミュニケーション・メディアの中でもっとも堅苦しい」と彼ら自身によって評されたコミックス・コードを制定した。1954年8月26日のことである。
暴力表現や性的な表現にきびしい規制が設けられた結果、コミックス界全体から活力が失われた。そのため、読者の多くがコミックスを買わなくなった。コミックス・コード制定前、コミックス誌は650タイトルもあり、毎月1億5000万部も発行されていたのだが、ほんの数年で半減してしまった。多くの出版社がコミックスから撤退した。フィクション・ハウス社やベター社など、倒産した出版社もいくつもある。
その結果が上のグラフである。アメリカの指標犯罪(凶悪犯罪や窃盗犯)の件数をグラフにしたものだ。
まさに一目瞭然! コミックス・コードが施行された54年以降、アメリカの犯罪は減るどころか、急カーブを描いて上昇しており、1980年には3倍にもなっている!
ちなみにこのグラフは、前田雅英『少年犯罪』(東京大学出版会)という本から引用したものである。
そしてこの前田雅英氏こそ、今回の「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を出した東京都青少年問題協議会の専門部会長なのである。
どうなってるんだろうか。前田氏は自分の書いた本に載せたグラフの意味を理解していないのか。
つまり、マンガの表現と青少年の犯罪の間には、規制推進派が主張するような正の相関関係ではなく、負の相関関係(表現が過激になれば犯罪が減る)があるのだ。
無論、相関関係があるからといって因果関係があるとは断言できない。相関関係はあっても因果関係のない事例はいくらでもある。
だが、少なくとも、相関関係が存在しないところに因果関係を求めるのは無茶だということは、子供でも分かるだろう。
それに、もしかしたら本当に因果関係があるのかもしれない。海外では「ポルノが性犯罪を抑制している」という研究があることもつけ加えておく。
Porn: Good for us?
http://www.the-scientist.com/article/display/57169/
規制推進派の人たちはこうしたことを知らないのだろうか?
そんなことはない。彼らは知っている。第28期東京都青少年問題協議会議事録(第10回専門部会)には、こんなくだりがある。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_28ki_menu.html
>○吉川委員(中略)特に、答申案の46ページに、そうした図書が自由に流通していることによって、子どもたちがこのような性交をしても構わないという認識を青少年が持って、健全な性的判断能力が大きくゆがめられることになると言い切っていますが、ここについて、その根拠はどこかと言われたら、それあくまで我々としては、たぶんそうだろうという認識であるとしか言えなくて、私自身、別に過激な漫画、子どもポルノについて容認する立場では全くないのですが、こうした指摘に対しての見解案としては、少しピントがずれていると言われても仕方がないのかなと危惧しております。
「たぶんそうだろう」というのが根拠なのだそうだ。
>○吉川委員私としては、性犯罪の減少も目的の一つであると言ってしまって、ただ、そうした創作物が性犯罪の発生と密接な因果関係があるかどうかを、必ずしも統計を示してまで立証する必要はなくて、逆に、関係がないという根拠もないわけなので、だから、統計的なデータがないから犯罪との因果関係がないとは別に言い切れないと突っぱねたらいいと思います。
立証する必要はないし、データがなくても「突っぱねたらいい」のだそうだ。
ふざけるな。
お分かりだろう。彼らは自分たちの主張を支持する根拠がないことを知っている。にもかかわらず、規制を主張するのだ。これはもう、「データなんかどうでもいい。俺たちは規制したいからするんだ」と自白しているようなものである。
まとめよう。
規制によるメリット
・表現を規制すれば青少年への悪影響が少なくなって犯罪が減る。
(ただし証明されていない。データは正反対の相関を示している)
規制によるデメリット
・表現を規制すれば逆に犯罪が増える可能性がある。
(因果関係は証明されていないが、相関関係はある)
・出版業界、アニメ業界、ゲーム業界が打撃を受け、多大な経済的損失が生じる可能性が高い。
・冤罪事件や言論弾圧に悪用される危険がある。
グラフを提示するとともに、「このメリットとデメリットを比較してください。あなたなら規制に賛成しますか?」と問いかけてみるというのはどうだろうか。
「表現の自由」という抽象的な概念に頼らなくても、これぐらい目に見える形で提示すれば、理解してくれる人は増えると思うのだが。
【この日記は全体に公開します。転載は自由です】
非実在青少年規制には疑問を持っているし、疑問どころか、危惧している。
このような、表現の自由を侵すようなことを、平気で提案する議員の心のは健全であるか否かを観てみたいです。
賛成派は青少年の健全育成という御旗を縦に推しているようですね。
それって、本当に青少年のための健全育成になるのでしょうか?
表現の自由と引き換えにしてよいものなのでしょうか?
本当に危険な考えのような気がします。
では、青少年の健全育成に文句があるのか?といった論議を吹っかけてくる方がいるとは思いますが、ちょっとそれとは違うのではないかと思います。
私自身、PTA活動には熱心ですし、今年度は同時に二つの学校の役員、委員をしています。
青少年の健全育成を唱えるのであれば、それこそ現実に目を向けて、非実在青少年規制などという、憲法の意思に背くような規制ではなく、健全育成を考えるべきではないかと思います。
以下は転載自由となっている、SF作家、山本弘さんのページからの引用です。
非実在青少年規制、科学的反論
しつこくこの関連の話題を書かせてもらう。
推進派の意見を見ていて思ったのは、彼らは「表現の自由なんて踏みにじってかまわない」と思っているらしいことだ。
だって「自由」は目に見えないから。
「自由」は空気みたいなものだ。そこらじゅうに存在しているのに、漠然としていて、目に見えない。人はそれに支えられて生きているにもかかわらず、普段、そんなものの存在を意識していない。だから「ちょっとぐらい減っても生きていけるでしょ?」と勘違いする人間もいる。
空気と同じく、「自由」も欠乏したら窒息するということが、彼らには理解できていない。
だから「表現の自由」を錦の御旗として振りかざしても、その大切さが分からない人には、アピールしないんじゃないかと思うのである。
彼らにはもっと目に見えるものを突きつけなくちゃだめだ。
そこで、こんなアピールの方法を考えた。(一部、前に書いたことの繰り返しになるけど、ご了承いただきたい)
日本の少年マンガの中で、性的描写や暴力描写が頻出するようになったのは、1960年代末からである。その牽引役が永井豪氏であることは言うまでもない。もちろん他にも多くのマンガ家がいたのだが、最も有名で、当時の子供たちに最も影響力があったのは、この人だと思って間違いなかろう。
主要作品 連載期間
『ハレンチ学園』1968~72
『あばしり一家』1969~73
『デビルマン』1972~73
『マジンガーZ』1972~74
『キューティーハニー』1973~74
『バイオレンスジャック』(週刊少年マガジン版)1973~74
『イヤハヤ南友』1974~76
『けっこう仮面』1974~78
『へんちんポコイダー』1976~77
永井氏の人気の絶頂期が60年代末から70年代後半であったことが分かる。
その作品のどれも、未成年の全裸、セクハラ、下品なギャグ、暴力描写、残酷描写などがてんこ盛りである。正直、今の少年マンガのエロ(『To LOVEる』とか)なんて、永井豪作品に比べれば生ぬるいぐらいだ。もちろん当時、PTAなどに「有害だ」とさんざん叩かれた。
規制推進派によれば、こうした作品は「青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」ということになろう。つまり永井豪のようなマンガが増えることによって、青少年の性犯罪、自殺、殺人などが増加していたはずである。
実際はどうだったか。青少年によるレイプ、自殺、殺人の推移を見てみよう。
強姦被害者数
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-youjyoRape.htm#G-youjyoR1-2
60年代後半から急降下している。
各年齢層10万人当たりの若者自殺率
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Jisatu.htm
1965年からほぼ横ばい。
未成年の殺人犯検挙人数
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Satujin.htm
60年代後半から、すごい勢いで急降下!
無論、大勢のレイプ犯の中には、永井豪作品に刺激されて犯行に走った者が何人かいた可能性は否定できない。だが、それは実証できない。
たとえ何人かそういう奴がいたとしても、この時代の急激な犯罪率低下の波に飲みこまれ、データからは見えなくなっている。
さらに、規制推進派の主張からすると、青少年向けマンガの表現規制が日本よりはるかにきびしいアメリカや韓国に比べ、日本の犯罪率は高いはずである。
現実はこうだ。
人口1000人当たりのレイプの件数
http://www.nationmaster.com/graph/cri_rap_percap-crime-rapes-per-capita
日本は65ヶ国中54位。アメリカ9位、韓国16位。
人口1000人当たりの殺人
http://www.nationmaster.com/graph/cri_mur_percap-crime-murders-per-capita
日本は62ヶ国中60位。アメリカ24位、韓国38位。
人口1000人当たりの若者による殺人
http://www.nationmaster.com/graph/cri_mur_com_by_you_per_cap-murders-committed-youths-per-capita
日本は57ヵ国中57位! アメリカ14位、韓国39位。
少ねー! 日本の犯罪、少ねー!
これは世界に誇るべきだ。日本はこれだけエロマンガやエロゲーが氾濫しているにもかかわらず、世界の中でも、とてつもなく犯罪の少ない国なんである。
さらにアメリカのデータを見てみよう。
アメコミ・ファンならご存知だろうが、アメリカでは1949年ごろから反コミックス運動が高まった。当時のコミックスには、残酷なシーンやセクシャルなシーン(斧で切断された首、目をナイフでえぐられようとしている女性、ムチで打たれている女性、きわどい衣裳で踊る女性、下着姿で縛られた女性などなど)が多く、それが青少年に悪影響を与えると騒がれたのである。出版社やニューススタンドには「俗悪なコミックスを売るな」という抗議が殺到。一部の地方では、大量のコミックスが学校の校庭などに集められて燃やされた。
1954年、合衆国議会の少年非行対策小委員会は「コミックブックと非行」と題するレポートを発表、青少年に悪影響を与える可能性のある表現を規制するよう、コミックス出版界に勧告した。
これを受け、全米コミック雑誌協会は「あらゆるコミュニケーション・メディアの中でもっとも堅苦しい」と彼ら自身によって評されたコミックス・コードを制定した。1954年8月26日のことである。
暴力表現や性的な表現にきびしい規制が設けられた結果、コミックス界全体から活力が失われた。そのため、読者の多くがコミックスを買わなくなった。コミックス・コード制定前、コミックス誌は650タイトルもあり、毎月1億5000万部も発行されていたのだが、ほんの数年で半減してしまった。多くの出版社がコミックスから撤退した。フィクション・ハウス社やベター社など、倒産した出版社もいくつもある。
その結果が上のグラフである。アメリカの指標犯罪(凶悪犯罪や窃盗犯)の件数をグラフにしたものだ。
まさに一目瞭然! コミックス・コードが施行された54年以降、アメリカの犯罪は減るどころか、急カーブを描いて上昇しており、1980年には3倍にもなっている!
ちなみにこのグラフは、前田雅英『少年犯罪』(東京大学出版会)という本から引用したものである。
そしてこの前田雅英氏こそ、今回の「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を出した東京都青少年問題協議会の専門部会長なのである。
どうなってるんだろうか。前田氏は自分の書いた本に載せたグラフの意味を理解していないのか。
つまり、マンガの表現と青少年の犯罪の間には、規制推進派が主張するような正の相関関係ではなく、負の相関関係(表現が過激になれば犯罪が減る)があるのだ。
無論、相関関係があるからといって因果関係があるとは断言できない。相関関係はあっても因果関係のない事例はいくらでもある。
だが、少なくとも、相関関係が存在しないところに因果関係を求めるのは無茶だということは、子供でも分かるだろう。
それに、もしかしたら本当に因果関係があるのかもしれない。海外では「ポルノが性犯罪を抑制している」という研究があることもつけ加えておく。
Porn: Good for us?
http://www.the-scientist.com/article/display/57169/
規制推進派の人たちはこうしたことを知らないのだろうか?
そんなことはない。彼らは知っている。第28期東京都青少年問題協議会議事録(第10回専門部会)には、こんなくだりがある。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_28ki_menu.html
>○吉川委員(中略)特に、答申案の46ページに、そうした図書が自由に流通していることによって、子どもたちがこのような性交をしても構わないという認識を青少年が持って、健全な性的判断能力が大きくゆがめられることになると言い切っていますが、ここについて、その根拠はどこかと言われたら、それあくまで我々としては、たぶんそうだろうという認識であるとしか言えなくて、私自身、別に過激な漫画、子どもポルノについて容認する立場では全くないのですが、こうした指摘に対しての見解案としては、少しピントがずれていると言われても仕方がないのかなと危惧しております。
「たぶんそうだろう」というのが根拠なのだそうだ。
>○吉川委員私としては、性犯罪の減少も目的の一つであると言ってしまって、ただ、そうした創作物が性犯罪の発生と密接な因果関係があるかどうかを、必ずしも統計を示してまで立証する必要はなくて、逆に、関係がないという根拠もないわけなので、だから、統計的なデータがないから犯罪との因果関係がないとは別に言い切れないと突っぱねたらいいと思います。
立証する必要はないし、データがなくても「突っぱねたらいい」のだそうだ。
ふざけるな。
お分かりだろう。彼らは自分たちの主張を支持する根拠がないことを知っている。にもかかわらず、規制を主張するのだ。これはもう、「データなんかどうでもいい。俺たちは規制したいからするんだ」と自白しているようなものである。
まとめよう。
規制によるメリット
・表現を規制すれば青少年への悪影響が少なくなって犯罪が減る。
(ただし証明されていない。データは正反対の相関を示している)
規制によるデメリット
・表現を規制すれば逆に犯罪が増える可能性がある。
(因果関係は証明されていないが、相関関係はある)
・出版業界、アニメ業界、ゲーム業界が打撃を受け、多大な経済的損失が生じる可能性が高い。
・冤罪事件や言論弾圧に悪用される危険がある。
グラフを提示するとともに、「このメリットとデメリットを比較してください。あなたなら規制に賛成しますか?」と問いかけてみるというのはどうだろうか。
「表現の自由」という抽象的な概念に頼らなくても、これぐらい目に見える形で提示すれば、理解してくれる人は増えると思うのだが。
【この日記は全体に公開します。転載は自由です】
JAL人気回復策 ― 2010/01/20 23:45
JALは日本の翼。
だったんんだけどなあ。
残念。
まずは、こういう機内案内を作ってみては
http://www.youtube.com/watch?v=7-Mq9HAE62Y
こういうCMもいいかな。
http://www.youtube.com/watch?v=elD38pJX7i
明るいですよね。
おまけに作り方まである。(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=GnhVcD74i14
これだけあれば、人気回復間違いなし?
かな。
だめ?
だったんんだけどなあ。
残念。
まずは、こういう機内案内を作ってみては
http://www.youtube.com/watch?v=7-Mq9HAE62Y
こういうCMもいいかな。
http://www.youtube.com/watch?v=elD38pJX7i
明るいですよね。
おまけに作り方まである。(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=GnhVcD74i14
これだけあれば、人気回復間違いなし?
かな。
だめ?
今年一年お世話になりました。 ― 2009/12/31 20:21
みなさま、今年一年お世話になりました。
いろいろな意味で、絶望に近い状況で始まった一年でした。
まだまだ解決しなければならない事がたくさんありますが、
ひとまず無事に一年を越せたことに感謝いたします。
皆様からの支えのお言葉、気持ちをたくさんいただいたこと
感謝感謝です。
また、今年はいろいろな経験を積まさせていただいた一年で
ありました。
ご指導いただきました皆さん本当にありがとうございます。
今年はこれから締めのジルベスターコンサートへ行ってきま
す。
実は生まれて正月を家族と迎えないことはこれで二回目。
一回目は北海道へ越してきた翌年、仕事で必至の時に、自
主的に会社に出ていました。
・・・ずいぶん家族を犠牲にしてきました。
今年は僕の大好きな、山下洋輔さんか出演するコンサートで
年越しです。
大きな違いですね。
人生のいろいろな交差点というか分岐点な年越し。
皆様ありがとうございました。
よい年をお迎えください。
ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
いろいろな意味で、絶望に近い状況で始まった一年でした。
まだまだ解決しなければならない事がたくさんありますが、
ひとまず無事に一年を越せたことに感謝いたします。
皆様からの支えのお言葉、気持ちをたくさんいただいたこと
感謝感謝です。
また、今年はいろいろな経験を積まさせていただいた一年で
ありました。
ご指導いただきました皆さん本当にありがとうございます。
今年はこれから締めのジルベスターコンサートへ行ってきま
す。
実は生まれて正月を家族と迎えないことはこれで二回目。
一回目は北海道へ越してきた翌年、仕事で必至の時に、自
主的に会社に出ていました。
・・・ずいぶん家族を犠牲にしてきました。
今年は僕の大好きな、山下洋輔さんか出演するコンサートで
年越しです。
大きな違いですね。
人生のいろいろな交差点というか分岐点な年越し。
皆様ありがとうございました。
よい年をお迎えください。
ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
詐欺メールを晒す ― 2009/12/11 11:42
詐欺メールが携帯に届きました。
当然晒します。
タイトルはなし
メールアドレスはjpk.7@docomo.ne.jp です。
バカなやつが多すぎますね。
さらに、脅しまで入れてますね。
許せないですね。
ここに記されている電話番号はあるのかな?
あるんでしょうね。たぶん。
同じような詐欺メールがいろいろな方のところにいっているみたいです
ね。ネットで検索すると続々出てきます。
ただし担当者の名前は違うんですけどね
ちなみにこの手の不正請求詐欺メールは今年二回目です。
以下詐欺メールです。
電話番号には絶対電話をしないようにしましょう。
(株)日本興信
03-3409-3588
担当の川崎と申します。
早速ですが、本題に入らせて頂きます。
現在お客様がご使用中の携帯電話端末より、認証ネットワーク事業者
センターを介し以前にお客様がご登録されました
『有料情報サイト』
『特典付きメルマガ』
『懸賞付きサイト』
等における無料期間内等で退会手続きが完了されていない為、ご登
録料金及びご利用料金が発生しており現状で料金未払いとなった
状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、
料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを主に行ってお
ります。本通知メール到着より翌営業日(営業時間内)までにご連
絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い。
①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)
②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録、
③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始、
以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
※退会手続の再開、お支払いのご相談等をご希望のお客様は、担当
川崎までお問い合わせ下さい。尚、本通知は最終通告となります。
営業時間、月曜~金曜
午前10時~午後7時迄土曜午前10時~午後6時迄、日曜日=休日
当然晒します。
タイトルはなし
メールアドレスはjpk.7@docomo.ne.jp です。
バカなやつが多すぎますね。
さらに、脅しまで入れてますね。
許せないですね。
ここに記されている電話番号はあるのかな?
あるんでしょうね。たぶん。
同じような詐欺メールがいろいろな方のところにいっているみたいです
ね。ネットで検索すると続々出てきます。
ただし担当者の名前は違うんですけどね
ちなみにこの手の不正請求詐欺メールは今年二回目です。
以下詐欺メールです。
電話番号には絶対電話をしないようにしましょう。
(株)日本興信
03-3409-3588
担当の川崎と申します。
早速ですが、本題に入らせて頂きます。
現在お客様がご使用中の携帯電話端末より、認証ネットワーク事業者
センターを介し以前にお客様がご登録されました
『有料情報サイト』
『特典付きメルマガ』
『懸賞付きサイト』
等における無料期間内等で退会手続きが完了されていない為、ご登
録料金及びご利用料金が発生しており現状で料金未払いとなった
状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、
料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを主に行ってお
ります。本通知メール到着より翌営業日(営業時間内)までにご連
絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い。
①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)
②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録、
③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始、
以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
※退会手続の再開、お支払いのご相談等をご希望のお客様は、担当
川崎までお問い合わせ下さい。尚、本通知は最終通告となります。
営業時間、月曜~金曜
午前10時~午後7時迄土曜午前10時~午後6時迄、日曜日=休日
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