党利党略 ― 2007/04/18 23:32
長崎・伊東市長が銃撃され亡くなった。 死んでも死にきれないであろう無念のみ。 ご冥福をお祈りします。
奇しくも前日、アメリカの大学での銃乱射事件がおきた。 銃の所持が許可されている国・・・憲法で保障されているのだそうだ・・・では、被害者の方には申し訳ないが、起きても致し方のない惨劇としか言いようがない。
これを機に本格的な銃規制が始まって欲しいと思う。
”全米ライフル協会”という銃愛好家団体の圧力でたぶん無理であろうが。
が、日本は銃の所有が原則禁止で制限されている国である。 なのになぜ、このような悲しい暴挙が起きてしまうのだろうか?
まず、そのことを考えなければならないと誰もが思う、筈であった。
昨日、銃撃事件のさなか、信じられない発言をした、大臣がいた。同じ発言を今日も繰り返した。
以下asahi.comから ”久間防衛相は18日朝、伊藤一長・長崎市長が銃撃され治療を受けていた17日夜に「万が一のことも考えないといけない」と補充立候補に言及したことについて、「選挙期間中に凶事があった時、補充立候補ができるからまだよいが、できない時にどうなるのか。制度の問題としてきちんととらえないといけない。そういう話をするのは不謹慎だが、本当にそう感じた」と述べ、改めて制度の問題点を指摘した。都内で記者団に語った。
一方、久間氏が17日に「共産党と一騎打ちだと共産党の候補が当選してしまう」などと述べたことに対し、民主党の小沢代表は18日、「選挙が共産党だ、自民党だ、民主党だというレベルで論じる問題ではなく、暴力で自分の不満や思いを遂げようとする何でもありの風潮を憂え、きちんと考え直さないといけない」と批判した。
塩崎官房長官も同日の会見で「選挙制度そのものにはいろいろな考え方があるので総務省が考えなければいけないことだと思っているが、発言は好ましいものだとは思っていない」と述べた。 ”
引用ここまで
このような事態の中、まず、党利党略に走るような政治家は”滓”としか思えない。
あなた方は”代議士”なのですよ。 国民に選ばれ、国民の意見を代表して国政を議する人。 なのですよ。
国民の安全が脅かされる事態にどのように対応するかが、本道ではないですか?
私達は、誰がどのように物事を考えどのように発言するか、注意深く見守らなければならないと思う。
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